4月はリトミックは全てお休みとなってしまいました。
ピアノは私にとっても初めての取り組みでしたが、zoomやLINEを使いオンラインレッスンを始めました。
何しろ生徒さんにとっても私にとっても初めてのことなので、まづは繋がるかどうかのお試しから。
「きこえますかー?」「見えますかー?」そんな初歩的なやり取りからでしたが、実際のレッスンが始まるまでには皆さん撮影にベストなポジションを設定して下さり、月三回のレッスンを無事開始することができました。
手探りの状態から始めたオンラインレッスンですが、やってみると様々な気付きがありました。また、オンラインならではの良さもあることがわかりました。
生徒さんにとっては、ずっとお家で過ごす生活にメリハリがついたり、仕上がった曲を録画して先生に送るために「本番」用の演奏に取り組む経験をしたり。
私の方から送ったお手本ビデオや連弾パートを録画したものをじっくり見て聴いてもらったり、曲で注意したことやアドバイスを写メールで送り、見直してもらったりもしています。
オンラインでの、より効果的なレッスンを行うにはどうしたら良いか?日々考えています。
そんな中で行っていることの一つが、「見てわかるからおもしろい」または「見えないからおもしろい」ゲームです。もちろん、ゲームと言っても音楽的な意味と目的を持ったものですが。
例えば、毎回、こんなやり取りからレッスンが始まります。「先生、この音な~んだ?(生徒さんはカメラに映らない所で何か音の出る物を鳴らしています)」「え~!?見えないからわからないよ」「よく聴いて!」「ヒントは?」
~答は、新聞紙のシャカシャカだったり、ふりかけの小袋を振る音だったり、ボールをつく音だったり、カッターナイフを出す音だったり♪
…身の回りの音に関心を持って注意深く聴く取り組み、楽しく続けています。私も問題を出しますが、意外と音だけではわからない物もあるんですよ。ピンポン玉とテニスボールでは違う音だったりもします。
また、絵を見て、その絵に合ったいろんなニュアンスの声の出し方をしてみたり、
リズムをたたくのでも、例えば四分音符と八分音符と二分音符、それぞれにたたく場所を変えてやってみたり→これなら、聴こえなくても目で視るだけでどんなリズムかわかりますね(これはリトミックの手法を使ったやり方でもあります)、
なんてことも、しています。
さあ、引き続き五月のオンラインレッスンも始まっています。
コロナには早く去ってほしいですが、今出来ることを精一杯やっていきたいと思っています!